y-narutoki’s blog

学校を楽しくするアイディアを紹介しています。

9月入学ではなくて

9月入学ではなくて・・・

  本格的に9月入学について議論されようとしています。しかし,9月から学校が通常に戻る保証はありません。そこで,いつから通常通りの生活ができるようになったとしても対応できる方法を考えました。

 10か月で今までの学習内容を学ぶことができるようにカリキュラムを考え直します。夏休みは2週間程度とるものとします。

 例えば,9月から通常通りの生活ができるようになったとしたら,6月までで1学年を終了とし,7月から次の学年に進級したり,進学したりします。それに合わせて受験も実施します。次の年は7月から始まるので,4月までで1学年を終了とします。次は5月から始まるので,11か月で学習を終了させ,3月で1学年を終了とします。

 あくまでも4月スタートに戻すことを基本としますが,数年間は移行措置とします。会社の採用はそれに合わせることとします。該当する生徒や学生の給料がもらえる期間が少し短くなってしまうので,該当する子供をもつ家庭には負担があります。4月から働くことができなかった分だけ,国から保障があると良いと思います。ちなみにこの例の場合は該当するのは2学年分です。

 学校の人事異動もこれに合わせます。今年度末で退職予定の方には,6月まで仕事をしてもらいます。もちろん給与も支払います。6月末に退職するわけです。異動は7月にすることになります。

 一般的な会社の人事については実態に合わせて行うとよいと考えます。新型コロナウイルスの影響で仕事が減っていて人が必要なければ3月末で退職してもらっても良いでしょうし,年度途中でも60歳で退職することになっても良いわけです。但し新入社員は,4月には入社しないということになります。

 合わせて,夏休みに行っていた児童生徒の作品募集は本当に必要なものだけにとどめます。そこまで必要なものがあるのか疑問ですが・・・。地域の方に気を使って無理に行うような行事も当然行いません。時間がないので全て削るぐらいでちょうど良いと思います。

 総合的な学習の時間や道徳,特別活動は思い切って授業時数を減らすとカリキュラムを組みやすいと考えます。これらを学ぶ時間が少なくなった児童,生徒の学力が低くなるとは思いません。運動会や文化祭,修学旅行等はできれば実施したいところです。これらの体験から得るものは大きいと思います。しかし,学校が再開しても3密を避けなければならない状況が変わらなければあきらめるしかありません。